■危険予知訓練(KYT)とは?
本工業会で考えている危険予知訓練とは、作業現場や作業状況を描いたこの危険予知訓練(Kiken – Yochi Training)シートを用いて、現場や作業中に潜在する事故や危険を予測する訓練のことです。
この訓練を重ねることでまだおきていないエラーや事故の危険性を察知し、事前に防止する手立てを講じる能力を身につけることを目標としています。
危険を予知する能力を備えた人やヒヤリとした経験を持つ人にとってはいかにも当然な危険防止の配慮や工夫も、まだ経験が浅く危険の存在が理解できない人や、作業になれてルーティン化してしまっている人にとっては、ただの「無駄な作業」としか思えないかもしれません。しかしひとたび事故が起きてしまうと取り返しのつかない事態になりうるのです。そういったことを防ぎ、作業者の注意を促し安全な労働環境を維持するための訓練です。