フレキシブルプリント配線板及びフレキシブルプリント配線板用材料-その2 統合規格-(電子書籍版)
- JPCA-DG04-2012
- 2012年 6月13日 第1版第1刷発行
- A4判 116ページ
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規格の目的と構成及び制定経緯
本規格を制定するに当たり,FPCに関する各種必要情報が容易に得られる事を第一の目的とした。 この目的を実現するため,本規格中には,図,表,写真などを多用した。また、通常はFPC,FPC 用材料,FPC試験方法を別々に規格化するが,本規格では,これらの規格を統合し,必要な情報を 迅速に検索できるようにした。
次に,本規格をFPCに関するサプライチェーンにて,広くご活用頂くことを第二の目的とした。 この目的を実現するため,本規格では,FPCの用途毎に必要となる仕様や特性をまとめたスペック シートを策定し,FPCに関する技術的な知識を持たずとも,最適なFPCの調達にご活用頂けるようにした。
第三に,本規格を制定するに当たり,国際的な規格とする事を目的とした。 この目的を実現するため,本規格が策定するスペックシートは,国,地域毎の特殊性や独自性を 踏まえて,改定や追加を可能として,それぞれの事情に柔軟に対応することができる。また, 改訂や追加が容易なスペックシートは,FPCの新たな用途にも柔軟に対応することができる。 本規格は2冊構成とした。第1分冊はスペックシートとその使用方法を,第2分冊はFPCとFPC 用材料各項目の仕様,特性,試験方法などを,それぞれ記載している。
制定経緯としては先ず,海外のFPC関連規格(IPC-6013)は,用途が拡大しているフレックス リジッドプリント配線板を対象範囲に含んでいるものの,一般社団法人日本電子回路工業会が策定した 「デザインガイドマニュアル片面及び両面フレキシブルプリント配線板」(JPCA-DG02)や「多層 フレキシブルプリント配線板」(JPCA-DG03)には,フレックスリジッドプリント配線板規格は, 含まれていなかった。そのため,本規格では,JPCA-DG02とJPCA-DG03をベースとして、フレックス リジッドプリント配線板並びにCOF用FPCに関する内容を追加した。また,材料については,「FPC用 銅張積層板(接着剤及び無接着剤タイプ)」(JPCA-BM03),「多層フレキシブルプリント配線板」 (JPCA-DG03)をベースとして,銅張積層板,カバーレイ,層間絶縁材料及び樹脂付銅はくなどに 関する内容を追加し,銅箔工業会との共同審議を経て,銅はくに関する内容を策定した。 さらに,試験方法については,「多層フレキシブルプリント配線板」(JPCA-DG03)と「フレキシ ブルプリント配線板用銅張積層板」(JPCA-TM002)をベースとして,IPC-TM-650を参照の上作成した。 なお,銅はくのインピーダンスに関する試験方法については,JPCAとして初めて規定した内容も含まれている。