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ぷりんとばんじゅくIX プリント配線板用銅張積層板入門 プリント配線板用ガラスクロス入門

  • プリント配線板用銅張積層板入門 倉橋 堯男 著
  • プリント配線板用ガラスクロス入門 谷村 利介 著
  • 平成15(2003)年8月28日 第1版第1刷発行
  • A5判 156ページ


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プリント配線板用銅張積層板入門 まえがき

 人類の生活様式や情報に対する果てしない願望を満足させるために、現在ではいろいろな環境改善手段や、情報伝達手段が考え出されています。そして、これに対応するための環境機器、情報機器が次々と世の中に送り出されています。
 こういう機器を下支えしているのが各種電子機器であり、電子材料、プリント配線板です。1800年代後半にドイツでバイエル博士が実験によってフェノ-ル樹脂を確認した時代に、よもや現在のようにいろいろな電子機器であふれた時代が来ると誰が予想したでしょうか。 ガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板一つとってみても、樹脂、基材、表面処理剤など長い間のいろいろな技術の積み重ねで、できていることがよくわかります。 
 しかし、現在のように電子機器産業に関連した業種に多くの人達が携わっている時代では、こういった積み重ねの土台となっている技術一つ一つをみるのではなく、目の前の完成された総合技術を当たり前の一技術としてとらえ仕事をしているのが現状です。 また、新しくこの種の仕事を始めた人達でも、技術の進歩が早く、また新技術に関する技術書が簡単に入手できる環境にあるためか、過去の基礎技術より先ず最新の総合技術から習得し始めるのが普通です。しかし現在確立している総合技術をよりよく理解し、これをもとにさらに新しい技術を生み出すためには、まず基礎となる技術をよく理解しておくことが必要です。 そこでこの書では、これから新しくプリント配線板関連の仕事をされる方達が、一度基本に立ち戻って、プリント配線板用材料の主体である銅張積層板について、現在の総合技術の基礎となっている原料や製造の基本技術と特性とはどんなものかをよく理解し、習得して頂くために、基本的に、できるだけわかりやすくまとめてみました。
 したがって、この書は専門書ではなく入門書ですが、仕事中にちょっと疑問を感じた時に、気軽に関連箇所を開いてみて、その疑問点を解消してもらえるような、気軽に使える書になっていれば有り難いと思っています。
 この書が、新しくプリント配線板関連の仕事をされる方達の参考書となり、そして、さらにもう一歩その上の技術に挑戦する足がかりの書となれば幸いです。
 なお、本書を作成するにあたり、関係された多くの方々に貴重なご意見とご助言を頂きました。ここに厚く御礼申し上げます。

倉橋 堯男


目次
1. はじめに
2. プリント配線板用材料の概要
2.1 歴史と概要
2.2 プリント配線板用材料の分類
2.3 プリント配線板用材料の規格と特長、用途例について
2.3.1 プリント配線板用材料の規格
2.3.2 プリント配線板用材料の特長と用途例
3. 銅張積層板製造法の概要
3.1 製造法の概要
3.2 製造条件と銅張積層板特性との関係
3.3 製品とその取り扱いについて
3.3.1 製品サイズ
3.3.2 製品の表示
3.3.3 製品の色調
3.3.4 製品の保管について
4. 原料
4.1 銅はく (Copper Foil)
4.1.1 概要
4.1.2 製造法
4.1.3 特長と特性
4.2 銅はく用接着剤 (Adhessive for Copper Foil)
4.3 紙 (Paper)
4.3.1 概要
4.3.2 紙の種類
4.3.3 製造法
4.3.4 特長と特性
4.4 ガラス布 (Glass cloth)
4.4.1 概要
4.4.2 製造法
4.4.3 特長と特性
4.4.4 ガラス布の特性要因と銅張積層板の特性との関係
4.5 表面処理剤 (Finishing agent)
4.6 ガラス不織布 (Nonwoven glass fabrics)
4.6.1 概要
4.6.2 製造法
4.6.3 特長と特性
4.7 各種基材の比較
4.8 銅張積層板用樹脂
4.8.1 概要
4.8.2 フェノ-ル樹脂 (Phenole Rsin)
4.8.3 エポキシ樹脂 (Epoxy Resin)
4.9 エポキシ樹脂用硬化剤(架橋剤) (Hardner for Epoxy resin)
4.10 その他の樹脂について
4.11 各種樹脂の比較
5. 紙基材フェノール樹脂銅張積層板
5.1 概要
5.2 原料
5.3 製造法
5.4 品種
5.5 特長と用途
5.6 特性
5.7 紙基材フェノール樹脂銅張積層板の今後
6. エポキシ樹脂系銅張積層板
6.1 ガラス布基材エポキシ樹脂銅張積層板
6.1.1 概要
6.1.2 原材料
6.1.3 製造法
6.1.4 特長と用途
6.2 紙基材エポキシ樹脂銅張積層板
6.2.1 概要
6.2.2 原材料
6.2.3 製造法
6.2.4 特長と用途
6.3 ガラス布基材、紙基材エポキシ樹脂銅張積層板の特性
6.4 合成繊維紙布基材エポキシ樹脂銅張積層板
6.4.1 概要
6.4.2 特長と用途
6.4.3 特性
7. 複合基材エポキシ樹脂銅張積層板(コンポジット材)
7.1 概要
7.2 原料と製造法 (CEM-3,CEM-1)
7.3 特長と用途
7.4 特性
8. 高耐熱樹脂系銅張積層板ほか
8.1 概要
8.2 高耐熱樹脂系銅張積層板
8.2.1 概要
8.2.2 特長と用途
8.2.3 特性
8.3 紙基材ポリエステル樹脂銅張積層板
8.3.1 概要
8.3.2 特長と用途
8.4 フレキシブル銅張積層板
8.4.1 概要
8.4.2 特長と用途
8.4.3 特性
9. 各種樹脂銅張積層板の性能比較
10. シ-ルド板(内層プリント配線板入り銅張積層板)
10.1 概要
10.2 原料
10.3 製造法
10.4 特長と用途
10.5 特性
11. 多層プリント配線板用材料
11.1 内層および外層プリント配線板用銅張積層板
11.1.1 概要
11.1.2 原料と製造法
11.1.3 一般特性
11.2 接着用プリプレグ
11.2.1 概要
11.2.2 原料と製造法
11.2.3 一般性能
11.3 ビルドアップ゚配線板用材料について
12. 特殊基板用材料
12.1 メタルコア基板(金属芯入りプリント配線板用材料)
12.1.1 概要
12.1.2 銅張積層板タイプ(金属芯入り銅張積層板)
12.1.3 銅はく(カッパ-)レスタイプ(FBC回路板用樹脂被覆金属板)
12.1.4 特長と用途
12.2 アディティブ法プリント配線板用積層板
12.2.1 概要
12.2.2 用途
13. 要求特性に見合った銅張積層板の選択
14. 各種銅張積層板の評価試験とその特性例
14.1 銅張積層板の第2次評価試験について
14.2 第2次評価試験による特性変化について
14.2.1 絶縁抵抗
14.2.2 誘電特性
14.2.3 耐イオンマイグレ-ション性
14.3 プリント配線板作製時の関連特性
14.3.1 打抜き抵抗
14.3.2 銅はくかえり量
15. おわりに
プリント配線板用銅張積層板関連材料の歴史
主な参考文献と関連文献
著者略歴

プリント配線板用ガラスクロス入門 まえがき

 私が初めてガラスクロスの仕事に加わったのは昭和35年からで、当時は紙フエノールプリント配線板の時代でガラスクロスがプリント配線板の材料として日本で使われだしたのはそのすぐ後で、最初はG-10の片面や両面リジット板でした。これに使われたガラスクロスはアメリカのMicaやNelco、GEなどからの輸入した銅張積層板を分解し、それに使われていたガラスクロスの模倣から始まりました。
 昭和40年代に入りアメリカのガラスクロスメーカーが日本へ売り込みを始め、昭和46年にはアメリカとの合弁会社もでき、この用途に使われているガラスクロスの情報も直接手に入るようになり、以後今日まで40年間G-10からFR-4、リジット板から多層板へと使われるガラスクロスの種類も多様化しアメリカの模倣の時代から日本独特のクロスやその表面処理も開発されて、今ではこれら日本の技術は世界の注目を集めるようになりました。
 このような日本のガラスエポキシ基板の拡大に伴ってガラスクロスの業界も拡大していったのですが、そのガラスクロスについてのわかりやすい説明書が見当たりませんでした。今回、社団法人日本プリント回路工業会のJPCAニュース” ぷりんとばんじゅく”に”わかりやすいガラスクロス”という題名で、ガラス繊維業界の方々から提供していただいた資料をもとに、技術的な詳細データーは省いて誰にでもわかるような入門書として連載させて頂きました。それにアメリカやヨーロッパ第一世代創業者の方たちの協力を得て世界のガラスクロスメーカーの歴史を付け加えました。これはそれをまとめたものです。
 本書がプリント基板やその関連業界の方々のガラスクロスについてのご理解を深めていただくための一助となれば幸いです。
 末筆ながら、本書作成に当たりご協力いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

谷村 利介


目次
1. はじめに
2. ガラス系
2.1 ガラス繊維の市場規模
2.2 ガラス繊維の組成とその特性値
2.3 ガラス繊維の製造法
2.4 ガラス系の種類
3 ガラスクロス
3.1 ガラスクロスの市場規模
3.2 銅張積層板用ガラスクロスの歴史
3.3 ガラスクロスの定義
3.4 ガラスクロスの種類
3.5 ガラスクロス製造方法
3.6 表面処理
3.7 今後のガラスクロスに対するニーズ
3.8 世界のガラスクロスメーカ
著者略歴

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